墓参り
宮崎に帰省する前に妻の御先祖様に御挨拶に赴いた。愛媛県の大三島、みかんの有名な島で昨今は「しまなみ海道」の開通によるにぎわいで、かなりの観光客の往来がある。冬は島のいたるところの山あいがオレンジ色に飾られる。本当に美しい島である。残念ながらこのみかんの島はみかん農家の後継者が減って、かなりのみかん山が荒れ果てている。せっかく「大三島みかん」と言うブランドが確立されているのに寂しい。日本の農業がここでも窮地にいたっている。食の大切さを本気で考えていかないと日本人が作る作物が消えてしまう。自給ゼロになった時、国力は急降下する。それに関連してあらゆるものがダメになる。そして、国は歴史も文化もすべて失い、どこかの強国の配下となる。そこに自由は無い。だから、国を挙げて本気で農業の未来を考えてみる必要がある。農業が国の繁栄を導いてくれるはずだ。そう思いながらお墓に手を合わせた1日だった。