
すっきり!そして、次へ!!
昨日までは確かに過密的に設置されて、籾摺りの機械が座っていた作業場内がすっかりきれいになった。 ああ~、けっこう、ここは広いスペースだったんだ。不思議なものだ。 さあ、次はどんな色合いを出す んだろう。そうか、次のステージは白ネギだから、ネギの山になって皆の目から涙が溢れるんだな!だって、 玉ねぎと同じで、目に刺激が強すぎるんだもの! さて、私は愛車に沢山のコメを乗せて毎日広島市内の本社 へ運搬してます。本社では若い仲間が手伝ってくれて、私をいたわってくれます。年寄り扱いをされます。 ありがたいのですが、悔しいです。高校時代はラグビーの選手で5番ロックを担当していたので力仕事には自信 があるつもりなのに、やせぎすのkorishige課長にまで負けます。コメを運ぶ時、かすかに口元がニヤッと笑った ような、勝ち誇ったような彼の横顔が脳裏に焼き付いて、いっそう私のやる気を燃えさせます。次は負けたくない!

ハゼ干しを仕上げます!
若き有志12名で取り組んだハゼ干しも1ヶ月になりました。もう取り込んでもいいでしょう。と、 様子を見に行ったら、いくらかを、すずめと鹿に悪さされている。ま、ある程度は覚悟もしていたので 許容範囲か!!水分をチェックしたら15%。これならOK!脱穀はコンバインで処理しました。きっと、 おいしいお米になるでしょう。自然の天日に干すことでミネラルを取り込み栄養化は増すそうですし、 稲を逆さに吊るすことで、脂肪分が稲穂に集まり、甘みが増えると言われてますし、とても楽しみです。 ただ、この手法は手間と時間と稲垣の倒壊のリスクを負うので、近年ではほぼ減少しているとのこと。 とりあえず、食ってみるか!が、我々の結論です。

あきろまん
40年前、19で初めて広島の地に足を踏み入れた。日本三大景勝地のひとつである宮島は知っていた。 「あきの宮島」と聞いた時、そうか!宮島は特に秋が良いのか!!わざわざ、秋を待って訪れた宮島は 最高に美しかった。社殿の回廊も、大鳥居もそしてもみじ谷のもみじが真っ赤に色づいてそれはもう感激 ものだった。さすが、あきの宮島。……!? 最近になってわかった。自分の愚かさ。無知さ。目から 火の出るような恥ずかしさ!「あき」って、安芸と書いて戦国時代の広島の呼び名なんだね! さて、我がファームもコシヒカリの刈り取りが終わって、次の銘柄、「アキロマン」の刈り取りに入りました。 この中国地方の土地柄に合う品種として開発されたお米です。もちもち感があって、ごはんが冷めてもおいしいと 評判で、年々ファンが増えています。安芸高田では、毛利元就様の生誕の地でもあり、かの有名な「三ツ矢の教え」 にあやかり、「三矢御前」と言うブランドで売り出しています。アキロマン、これもお勧めの一品です。

稲刈りの合間
コシヒカリの刈り取りを終え、少し間をおいてアキロマン、ヒノヒカリの刈り取りに向かいます。 少し休憩かと思いきや、そうとはなりません。コンバインのメンテナンスや溜った籾殻の処理など やることは次から次と増えていきます。そして田んぼの回りの草刈りもしなければいけないし、農業に 休みなどありません。唯一あるとすれば雨の日は外の仕事は出来ないので職員は休んでもらいます。 籾殻は生産量の15%になります。当社は15トンはできますが、処理が大変です。当面は、牛舎の床に、牛の 布団代わりにします。これも、何か使用のためのアイデアを考えなければいけないと、痛感しています。