
黄金の海!
安芸の国の農村一帯は見渡す限り、金色に輝いている。僕たち稲一族はこれから真っ赤なコンバインに 刈られてその使命を果たすことになる。主である農民の方々には肥料や水の調整で随分世話になった。 大変だったと思う。朝早くから水の状態を見て回り、時には堰を作ったり、時には堰を外したりで毎日の 管理、心より感謝いたします。僕たちはこれから籾に変身してその後は玄米となり袋に入れられますが どちらの人間の食卓に上がる事やら!刈られるまでに精一杯、お日様の光を浴びて最高の食味となるよう もうひと努力を積みましょう。 せっかくですから、黄金の海に一歩足を踏み込んで、中に入ってみましょうか!

墓参り
宮崎に帰省する前に妻の御先祖様に御挨拶に赴いた。愛媛県の大三島、みかんの有名な島で昨今は「しまなみ海道」の開通によるにぎわいで、かなりの観光客の往来がある。冬は島のいたるところの山あいがオレンジ色に飾られる。本当に美しい島である。残念ながらこのみかんの島はみかん農家の後継者が減って、かなりのみかん山が荒れ果てている。せっかく「大三島みかん」と言うブランドが確立されているのに寂しい。日本の農業がここでも窮地にいたっている。食の大切さを本気で考えていかないと日本人が作る作物が消えてしまう。自給ゼロになった時、国力は急降下する。それに関連してあらゆるものがダメになる。そして、国は歴史も文化もすべて失い、どこかの強国の配下となる。そこに自由は無い。だから、国を挙げて本気で農業の未来を考えてみる必要がある。農業が国の繁栄を導いてくれるはずだ。そう思いながらお墓に手を合わせた1日だった。

お盆前!一息いれましょう!!
3月の育苗から、一気に走ってきたような、何とも言いようのない半年でした。しかし、苗は しっかりと稲として姿を現してくれました。これから、黄金色に衣替えをしていきます。とりあえず 今の田んぼに入り込んで真ん中からの風景を感じて下さい。‥…こんな様子ですわ! 一方、ハウスに目を向けると、ミニトマトが真っ赤な宝石のように見事にその美しさを醸しています。日々、35℃を超える暑さの中で稲やトマト、この愛おしい子供たちを育てるために職員一丸となって、農作業に勤しんでいます。 先日、地元の水路掃除に参加しました。20人ほどが水路の石を上げたり、草刈り機で法面の草を刈ったりと皆、 あくせくと働いた3時間。私は彼らに頭が下がりました。「元気があってええのう!若いからうらやましいわ!」 私にこんな言葉をかけてくれる人がけっこういました。正直、驚きです。来年は私は還暦を迎えます。ここに集う 皆さんは70代、80代です。この年代で、この暑さの中で本当にもくもくと働かれます。ほんと、頭が下がります。いずれ、私も引退する時期が近いうちに来ますが少しでも本当の意味の若者が夢を

8月の勉強会<`ヘ´>
今年も3月から始まった勉強会が6回目となる。遠方からわざわざ来て下さるtsurui先生とtenma先生には 心から感謝しています。そしてこの勉強会をプロデュースして下さるsakataさんにも! 私達ファームのメンバーは何とか先生方の示すアクションプランを実践してきましたが、現状は良い評価を 頂いています。それが、励みにもなっていますが、まだまだだとも感じております。品質の良い、食味の高い コメの生産に向けて土作り、この田んぼに合った肥料の選定、育苗、水管理とひとつひとつ学んで、今は稲刈り 前の最後の追い込みの水管理の段階です。日数も30日余りで稲刈りですが、とても楽しみです。最近、気が付き ましたが地元のお年寄りが結構ファームの田んぼを観察していて、「今年のファームの稲はしっかりしているね!」 と言って下さいます。この農業に関する大先輩の言葉は貴重です。学識的な裏付けではありませんが、この地で 70年、80年暮らしてきた人の言葉だからこそ説得力が違います。ありがたい事です。この学びを実践して良い結果を 導くことが出来たとしたら、次は私たちがファー