
飛行(ドローンMJ1-K)
ようやく梅雨が明け、稲穂も勢ぞろいする中いよいよ農薬散布の作業が始まった。若いチームリーダーのitou 君と昨年入社したkouno君の息の合った二人に師匠のoosedoさんがお目付け役でついてドローンを飛行させる。さすがに初めて飛ばした昨年よりは数段に腕が上がり気持ち良さそうにドローンは空を舞う。通常の動噴での噴霧に比べると5倍はスピードアップする作業時間に、この機械を取り入れてほんとに良かったと思う。自社の圃場の散布もそうだが、何より地元の農家の方々のお助けにも十分役立っている。年齢的にもきついなかでこの暑さに対処しながらの動噴での農薬散布はさすがに体力的に無理が生じる。かと言って慣れないリモコンを使ってのドローンはとても扱えない。維持管理費を考えると商売的には少し難があるが地元の皆さんに喜ばれるなら今はトントンでも良いと思う。当社としては将来の農業運営を見越して新しい農業の在り方を模索しながらチャレンジ出来るものはしっかり取り入れてより良い品質の作物をより効果的な方法を使って生産できるよう努力の研鑽を続けようと思う。

ほうれん草視察
梅雨だから仕方ないが、田んぼも畑も水浸しで何の作業も出来ない。水を見て回るだけだ。その間をついてクボタのkimuraさんが「良かったら凄いハウス栽培をやってるところがあるんで、見に行きませんか?」って、先週の話だった。いつもうちの農業運営に気を使ってくれて沢山のアイデアをくれるkimuraさんの話だから「よし!行こう!」 それが今日になった。ここ吉田は広島市内から車で1時間。我々は7人で3台の軽トラでここ吉田からさらに島根県方向に1時間半走ってとんでもない山間部に入った。いわば私の生まれた宮崎県椎葉村の山中と何ら変わりのない、おそらく冬場は2メートル以上は雪が積もるであろうと想像できる山あいであった。しかし、その様な厳しそうな環境の中で素晴らしいハウス栽培を見た。野菜は「ほうれんそう」写真に見るように見事であった。うちの社員もなんでこの様なさらさらした土が出来るのか?そしてほうれんそうのしっかりした出来栄えに驚いていた。しかもこの様なハウスを27棟も運営しているという。色々と若い経営者に質問をさせていただきながら、kimuraさんにお願いして加工

地域奉仕活動 水路清掃
水路は田んぼに水を入水、そして排水する意味において命綱となる。もっとも我が地域の場合、入水は地下にパイプラインが通っているので取水の場合は問題は無い。いずれにせよ水路は地域全体で守るもの。3月から現在まで日曜度にあっちこっちの水路清掃のために駆り出される。当社も若い社員達と交代で参加しているが今日は3人で参加した。清掃が進むうち一人が「うわぁ!」と叫ぶ。何事かと近づくと足長バチの大群が空を舞っていた。近くの人達は揃って逃げた。若い社員は大事には至らなかったが2ヶ所刺されていた。消毒の応急処置をして再開する。すると今度は「うおぉ!」と叫び声が。鎌で水路の脇の草を刈っていたら草の根元になんとマムシだ。大半の者は避けながら通り過ぎたが、年配の人が戦って処分した模様。自然だから仕方ないがこういう状況がしょっちゅうあるので恐ろしくもある。約2時間地元の人達と何とか水流が良くなるほどに清掃が済んだ。あっ、そうだ水路を進むうちに長靴を履いた足の裏に何やらぐにゃぐにゃと言う変な感触があって、ギャーっと飛び上がったら40㎝はあろうか、大きなナマズを踏んだ。やれ、や

白ネギ
ファーム安芸高田は主体はコメをメインにしている農業法人だが、将来の多様化を想定して白ネギや原木椎茸の栽培にも取り組んでいる。実質的にはtouさんがそれを担っているのが現状だ。したがって、touさんのアイデアで皆が行動する。よく勉強しているので安心と信頼のもとに写真のように農作業が着々と進んでいる。このまま推移すれば白ネギを始めて過去最高の成績を収めることが出来そうな雰囲気である。touさんの性格が明るく、ユーモラスで時には厳しいところもあり職員皆に慕われている。今日は畑の雑草を取り除き土寄せと言う作業を行っている。熱い中大変な作業であるが年寄りは老体に鞭打って一日じゅう鍬で土を寄せ作業を行う。むろん若者も同じ作業に取り組むが彼らとて作業スピードの速さを意識して競争する。秋までに田んぼの管理の合間、この土寄せをあと2回行う。今年も暑さが厳しい!昨年、この時期に高温障害にあって収穫が大幅に減少した。自然の猛威に立ち向かいながら何とか豊作の憂いを感じたいと職員全員が思いながら白ネギ栽培を進めている。

農の学び
出穂が近づいている状況でtsurui先生とtenma先生が我がホームグラウンドに立ち寄ってくれた。学ぶことが沢山ある中で職員は質問をしながら必死に知識を吸収している。先月からの分結の状態,稲の成長から計る葉緑素の状態、そしてこれから気温、天候から予測される対処の仕方。場合によっては手間がかかるが追肥の必要性も教わった。いつも思うが先生の知識と説得力には頭が下がる。凄い方と身近になったものだ。 さて、現状は順調に推移しているとのこと。ただ、今年の気候はかなり気温が高いので十分注意を要することも伺った。山口県、鳥取県、四国など各地も似たような状況であるそうだ。籾の総重量は確実に増えるだろうがくず米も増えるだろうとのこと。我々は、努力を重ねて極力くず米の比率を落とすことに専念しなければいけないと思う。しっかり管理をしてファーム安芸高田の企業価値を上げたいと思う。帰りに先生が「良いチームになりましたね、そして若者が成長しましたね!」とおっしゃった言葉にとてもうれしく思った。そうだ、次回は白ネギも見てもらおう!

道具の手入れ
草刈りの合間に時間が少し空いたので「はぁ~い!道具を大切にしましょう!お手入れをしましょう!」と声を掛けたら案の定ブツブツ言いながら、そそくさに道具を掃除し始めた。だって、これも結構なお値段するんですよ!大切に使わないとすぐ故障して修理と言うことになればまたお金がかかりますけんね!泥と草がはり付いた草刈り機は確かに掃除が面倒ですが、マメに手入れしておけばエンジンはかかりやすいし、モーターに負荷がかかりにくいし、次の作業の時快適ですからね! 若者もおじいもしょうがなしにもくもくと手入れを始めたが、明らかに顔は「たいぎ~!(めんどくさい)」と言う表情でした。これが習慣づくと我々の作業場の全ての機械はいつもピカピカに輝くようになるでしょう!